今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

美少女と永作博美と

学校の都合で週末部屋から出なきゃいけなかったので、オーフスのホステルに泊まった。
3週間前に泊まったところと同じ。
そこ以外はホステルがないみたい。
こないだよりチェックインがスムーズにできて、小さな進歩に感動。
普通にデンマーク語が通じた!
そして今回はシーツ(借りると1,000円する!)もちゃんと持参。
すごい大きな部屋だけど、今日は4人しか泊まらない、とフロントで言われる。

部屋に入るとアジアの女の子がひとり。
イギリスに留学中の中国人だった。
私は日本人だというと、“日本人でも韓国人でもないと思った、もちろん私の国でも”と言われる。
最早国籍不詳の人物になってしまった。
どうやって見分けてるの?と聞いてみたけど、めっちゃ早口で聞き取れず。
さすが英国留学中。
いいなー。やっぱ私は英語圏に留学すべきだったか、という考えが一瞬頭に浮かぶけど、いや、よかったデンマークで。

日本の商業デザイン?が好き、特にMUJIが好きと言ってくれた。
私がスリッパを出して履くと、即座に『それMUJIだね』といい当てたから、かなりコア。
話していると、もう一人入って来た。
その子、ものすごくかわいくて、目が合って一瞬時が止まった。
私が男だったら、完全に恋に落ちている瞬間。
まさに“お人形さんみたいな”ドイツ人。

その子もアメリカに留学していたそうで、流暢な英語。
すごい萎縮しちゃうなー。
ただでさえ、の英語なのに、最近デンマーク語の方が出やすくなってるからわけわかんないことになる。
とにかく二人とも感じがいいこでラッキー。

私がスーパーに行くと言うと、着いて行ってもいい?ということで3人で買い出しへ。
こういう事があるから、ユースホステルっていい。

ドイツの子は17歳。
中国の子は25歳だった。なんと今日が誕生日らしい。
私も年齢をいうとびっくりされ、『日本人は老けない、韓国人はたまに老けない人もいる』と中国の子の解説が入る。
欧米人からだけ若く見られると思ってたから、新たな発見だった。

次の日2人は一緒に観光に出かけて行ったけど、私はお昼すぎに出てちょっと買い物をした。
そして、誕生日ケーキを買って、デンマークらしく旗も買って帰る。
中国の子が喜んでくれたのでよかった。誕生日を共に過ごす人の使命が果たせたと思う。
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ケーキを食べて、それからまた夜の散歩。
中国の子がみんなの分のお酒をスーパーで買ってくれて、部屋飲み。
色々話して楽しい夜だった。

次の日のお別れが寂しかった。
ひとりの週末が思わぬ形で彩られて、出会いっておもしろいなあって思った。

なんで永作博美かというと、中国の子が永作博美に似てたから。