ヨーロッパ旅行 4日目
歩いて旧市街へ向かう。
空襲で焼け落ちて再建されたという建物の数々。
曇りだから、より重々しい。
広場に建って、それに囲まれてると2014年ていうことを忘れそう。
ツヴィンガー宮殿の庭の広さと、建物の細かい装飾の数に、ドレスデンを3泊にして正解だったと思う。
アルテマイスター絵画館は、写真禁止&音声ガイドに日本語があったので、今日もじっくり見るぞ、と鼻息を荒くする。
建物を修復中で、展示規模は通常の半分。でも1フロア見るのに2時間かかった。
音声ガイドがものすごくためになるのと、写真撮れない分、目に焼きつけたいという気持ちになりじっくり見る。
一旦カフェで休憩。
美味しそうなケーキが並ぶ中、やっぱりこれを食べなきゃという、半ば義務感でシュトーレンを頼んだ。
こういう儀式的なことですごく満足する性格。
砂糖が雪みたい。
レーズンがたっぷりはいって、いままでの人生の中で間違いなく一番リアルなシュトーレンだった。
むしろ、シュトーレン自体そんな食べたことない。
余談だけど、チップの習慣がすごく苦手でいつも構えてしまう。
間違ったことして、いやな観光客になりたくない。
頭の中で、チップの金額を囁いてくれる機能があったいいのに。
そんなこと考えてると、お会計の時カードは使えず、現金のみ。
持ってた現金と代金がほぼぴったりで、チップ分をロッカーに取りに行くことに。
恥ずかしい。。。店員の女性は、チップだけ払いに行くとすごく感じが良かったからほっとした。
にしても、スマートなチップの渡し方以前の問題。
お腹が満たされたところで、また鑑賞再開!
本当に素晴らしい作品ばかりで、見ていて興奮してきた。
音声ガイドを聞いていると、少しだけ絵画の見方についてわかった気になり充実した絵画鑑賞。
一方、ガイドが用意されてない絵は、どこが見るポイントなのかやはりわからず。
結局、素晴らしい絵でもわかるひとがみないとただの絵のまま。
鑑賞側の質によるんだと思った。
それにしても素晴らしくて、なかなか絵の前から動きたくなくなる様な作品がたくさんあった。
いいと思った絵でも、誰のなんという作品か覚えられずそれが残念。
終盤、有名らしい作品の近くにいるとアジア人の団体がやって来て、これまでの経験から私は反射的に『あ、やだな』と思った。近隣諸国の団体は、なんというか、うるさいことが多い。
けれど、それは日本の団体だった。そしてめーっちゃくちゃ静か。みんなかわりばんこでその有名な絵を見て、時々小声で『これはすごい』とか感想を述べてた。そんな静かにする必要ある!?
なんかちょっとかわいらしかった。日本のおじさんおばさん。
大満足のアルテマイスター絵画館だった。心から行って良かったと思った。
そして5時間以上かかった。
日が暮れている。
聖母教会にオルガンコンサートを聴くために行ったけど、今日はやっていないとのこと。
明日のイヴに再チャレンジ。
隣のクリスマスマーケットを歩くと、絶対食べなきゃいけないと思うものに遭遇!
焼き林檎にカスタード風味の温かいソースをかけて、ホイップをオン。
何種類かリキュールが並んでてどれをかけるか聞かれたので、伝統的なのは何か聞いてみる。
『伝統的なのはこれだけど、私はこれがすき。』というお店のおねえさんのアドバイス通りのお酒をかけてもらった。
ラムみたいな味のお酒。
カスタードソース(スープ?)と柔らかくて甘い焼き林檎!
うまーーーーい!
明日も食べたい。
ドレスデンのクリスマスマーケットは、木でできたクリスマスの飾りや人形がよく売られている。
私も、天使の人形と天使の飾り、1cmくらいのコーラス隊の子どもの人形を買った。
あたたかい雰囲気でどれもかわいい。
夜ごはんもクリスマスマーケットで。
定番のソーセージの屋台で何か炒めてたので、聞いてみると『ザワークラウトとジャガイモだよ』とのこと。
全然食欲をそそらない見た目に反して、これがおいしい!
ジャガイモというか、ニョッキだった。トッポギみたいな形。
ザワークラウトもおいしいし、たまにベーコンも入ってていい味出てます。
頼んで正解だった。
肉を焼くいい男たちに、