今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

ヨーロッパ旅行 6日目

昨日寝る前、アメリカ人の子に『旅を楽しんで。そして勉強に戻ったらまた頑張って!世界を良くして。』って言われた。。。いい言葉だった。

8時にユースホステルを出る。
クリスマスの朝、街に誰もいなくて静か。
冷たい空気が気持ちいい。

歩いて景色を見ながら駅に向かう。
橋にさしかかったところで撮った朝日。
f:id:firesytten:20141226060134j:plain
結局、一番感動する景色って自然現象なのかもしれない。
体の中からポカポカしてくるような、ちからが湧いてくるような。
幸せだったー。
f:id:firesytten:20141226065448j:plain
時間ギリギリになり、バックパック背負いながら走る。
いつでも走れるように、ランニングシューズ!

なんとか電車に間に合い、プラハへ。
窓から見える朝日も綺麗だった。

年配の車掌さんにアプリのチケットを見せると、プリントアウトしないとだめ、と言われる。
ベルリンードレスデンはそれでOKだったと言うと、しぶしぶ機械でコードを読み取る。
できるんじゃん!
2回目のチケット確認で来た若めの車掌さんは、何も言わず機械で読み取ってくれた。

眠ったらあっという間にプラハ着!
ドレスデンから2時間半。
こんにちは、クルテク

ホームでデンマークで知りあった男の子に遭遇!びっくり。
しかし、『ここで会ったのも何かの縁だから…』とごはんとか提案できないコミュ症な私。
お互いに応援しあって別れる。

キャッシュパスポートでチェココルナを引き出す。現在1コルネ=約5円。物価は安い気がする。
予約したホテルが中心地からちょっと離れていたので、トラムに乗ろうと思うもよくわからず、メトロに乗る。言語がわからないって不便。チェコ語、推理も出来ない。
3days passっていうのがあったけど、購入せず。
たくさん歩きたいから、メトロやトラムは最小限になると思う。
メトロもトラムも同じチケット形態なのがシンプルでいい。

ホテル良さげ。プールもあるんだー。
部屋もいい感じ。一番乗りだったので、窓際下段をゲット。
f:id:firesytten:20141226062304j:plain
ここに3泊。快適に過ごせそう。

プラハの予習を怠っていたので、下調べをして出発。
おなかがすきすぎた。
プラハはスリが多いよう。緊張するよー。
私、どう見たって観光客だし。リュックだし。
トラムに乗り込む。車内ではチケットが買えないことに乗ってから気づく。
無賃乗車、すいません!

車内アナウンス、集中して停留所名を聞き取る。
中心部は人がいっぱい。
お店も結構開いている。
ネットで見て行きたいレストランがあったので、その近くでトラムを降りたつもりが、なかなか見つからず。
メイン通りを行ったり来たり。
なにせ、『歩きながらタブレットを見るのは避けてください。スリの対象になります。』ってさっき読んだばっかだから、超使えるアプリCitymap2goも見れない。

やっと見つけて席につく。
中途半端な時間帯だったからか、すいている。
親切なウェイターの男の子に、ビールに合う伝統料理のオススメを聞いて頼んだ。
これ。
f:id:firesytten:20141226064806j:plain 
運ばれてきたのは、また偶然にも私が見たネットに載ってたのと同じものだった。

まず、黒ビールがう、うまー!こんなに黒ビールをおいしいと感じたのは初めて。
料理は、柔らかく煮込まれた牛肉。とろける。
ソースがペッパーでピリッとしてる。
白くてもっちりしたパンもソースに合うし、ポテトパンケーキがものすごく好きな味!
これが900円しない。
そしてビールが150円という。
ありがとう、チェコ

調子にのって、アップルシュトゥードルとコーヒー。
f:id:firesytten:20141226065504j:plain
値段設定は普通だな、と思ってたら量が2倍という。
ものすごく満腹。

チェコもチップの習慣がある国だけど、コルナに慣れていなくてまごまご。
ウェイターの女の人は美人で感じが良かった。
良い1日をって言われたから、良いクリスマスをって返すと、あなたも、って言ってくれてあたたかくなった。
いいクリスマスの食事になった。
パブっぽい雰囲気がありつつ、家族で食事をしている人が多くて居やすかった。

日は暮れてしまったけど、観光しようとカレル橋へ向かう。
人ごみ。背後に意識を集中させる。こんなに緊張感を持つ旅行地はなかったってくらい。
旧市街は歴史を感じさせる建物がたくさん。
f:id:firesytten:20141226071358j:plain
f:id:firesytten:20141226071421j:plain
お土産屋さんを見ながら歩く。
ボヘミアンガラス、クルテク、人形劇用の人形、マトリョーシカが主なもののよう。

プラハで代表的なクリスマスマーケットのひとつがここ。
f:id:firesytten:20141226071903j:plain
食べ物はドレスデンと似たような感じだけど、チェコではドイツにあった木工細工は見当たらず、かわりに藁でできた天使とか、マトリョーシカのお店があった。

人だかりが出来ていて、なにかと思ったら、からくり時計をみたい人たちだった。
f:id:firesytten:20141226072935j:plain
もうすぐ5時。
f:id:firesytten:20141226073525j:plain
予想よりあっさりしているパフォーマンスで、ちょっぴり拍子抜けした。
みんなもそういう反応をしながら散っていくので、おもしろかった。

いりくんだ路地を歩いて、カレル橋へ。
f:id:firesytten:20141226072635j:plain
代表的な観光スポットなだけあって、プラハ中の観光客が集まって来ている気さえした。
プラハ城が高い場所に建っていて、『ザ・お城』って感じでテンションがあがる。
f:id:firesytten:20141226073531j:plain
そして、同時にスリスポットであるこの場所で、より一層緊張感が高まる。
橋の上は風が強くて寒い〜。

城下町を歩くも、寒いのと、また明るい時にも来たいので、今日は帰ることにした。
途中マニファクトゥラという、チェコのボディケア用品のお店に入り、ガラスの爪ヤスリを購入。

街じゅう至る所に、両替所がある。
そして、他の通貨は例えば『1デンマーククローネ=◯コルナ』『1USドル=◯コルナ』の表記なのに、日本だけ『100円=18コルナ』だった。切ない。
そして、カレル橋や路上に物乞いの人たちたくさんいるんだけど、イスラム教のお祈りスタイルみたく、顔を地面につけて動かない。
寒いよ。
いつも思うけど、私が微々たるお金を入れることでこの人は幸せになれない。と、思っている。けどそうせざるを得ないからしてる。私の目の前でお金を入れるひとを見ると、した方がいいのか考える。いつもしないけど。
でもプラハの物乞いのスタイルは、見ていて辛くなる。
今日、プラハに着いた直後、ホームレスのおじさんにお金頂戴って話しかけられて、私がわかってないと思ってか、『アム、アム』と食べる真似をしてきた。謝って断ったけど、今更、ちょっとあげてたら良かったと思った。クリスマスだし。
クリスマスってそう思わせる何かがあるからやっぱり特別だ。
そして、無性にだれかを助けたくなって、無性にめずらしく家族が恋しくなった。
ものすごいタイミングで、目の前で男の子の買い物袋から大量のトマトが路上に転げ落ちた。拾った。
その子がありがとうって言ってくれたから、嬉しくなった。

作り話みたい。

最近、黙々と歩いていると、一瞬自分がどこの国にいるのかわからなくなる。

最後に。
f:id:firesytten:20141226080253j:plain
ぶっ飛んでいるお菓子屋さんの仕業。

かかった費用
のど飴:23czk
メトロ:24czk
ごはん:359czk*+チップ代
爪ヤスリ:69czk
おかし:89czk
ホステル:8€