今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

ヨーロッパ旅行 7日目 その1

昨日の夜中3時に、同じ部屋の4人が帰ってきた。
帰って来る前から、大量のカールスバーグの缶と、シャワー室のボディソープからプロファイリングして、デンマーク人かも、どうしよう!とわくわくしていたが、彼らはスウェーデン人だった。
かなり寝ぼけた脳、しかもすっぴんで自己紹介とかちょっと話したけど、一人旅勇気あるね、と言われる。そして知らない人が部屋で寝てるからびっくりした、だって。だって6人部屋だもん。
車でスウェーデンから南下してきたそう。
デンマーク人がよく、スウェーデン語とデンマーク語は文法が似ていて、文章を読むとなんとなく理解できると言っているけど、彼らの話す言葉がデンマーク語と違いすぎて衝撃だった。
彼らがフレンドリーでいい人たちだったので、安心して寝る。

朝、ルームメイトがチョコのお菓子をすすめてくれて、スウェーデンの有名なやつなのか聞くと、彼が作ったそう。ヌガーまで。シナモン風味のしっとりしたチョコケーキがホワイトチョコでコーティングされて、とてもおいしかった。いい子〜。

10時半頃、本日の行動開始。
今日は寒い。そう思ったらあられが降ってきた。
結構大きな氷の粒の。
今日はムハというチェコ出身の芸術家の作品を見に行く。
プラハの下調べするまで知らなかったムハさん。
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こういう絵。
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The Slav Epic という20枚の一連の作品。
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こんなに大きな絵を1年に何枚も完成させたことにまず驚く。
群衆ひとりひとりの表情まで細かく描かれていた。
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知識はないけど、私なりに作者が何を一番表現したかったのかを考えながら見て歩いた。
いつも見ている絵とはまた違って良かった。

外に出ると雪は止んでいたけど、本当に今日は寒い。
ヒートテック二枚重ねにして来るんだったー。

プラハ城に行くことにした。
明るい時間帯に見る旧市街は、きっとこれが中世の街並みってやつだろう、と思わせるもの。
街全体が世界遺産ていうのにも納得。
曇りだったけど、隙間から太陽の光が細かく差していて、宗教画だったら天使が降りてきてもおかしくない状況。
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写真では見えないけど、旧市街がその光で照らされている。
こういう景色はいつも感動するけど、今日のは特別だ。じーんとした。
よしもとばななが何かの作品で、こういう空を『向こうの方で何かいいことが起こっていそうな』みたいに表現していて、まさにぴったりだと思った。
それ以来、この景色を見ると『おー、何かいいこと起こってそう』と思っている。

お城に向かって坂道を登る。
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途中、チェコの伝統的なファストフードに挑戦。
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シナモン、ヘーゼルナッツ、チョコとか色々あったけど、メニューの一番上にあるのが定番かと思い、アーモンド。
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予想以上に美味しい。
外はサクサクカリカリで、内側は焼き立てパンの柔らかさ。
薄いから裂きながら食べた。
明日おかわりしたいシリーズ。

坂の上、お城の入り口付近に着くとたくさんの人が城下町を写真におさめていた。
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感動したとか、きれいとか、もう同じことしか言えないけど、ずっと見ていたい景色だった。多分忘れないだろうなーって景色のリストに追加された。
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寒すぎて震えて来たので、ホットハニーワインを飲みながら。

この時点で14時だったので、見所がたくさんありそうな城内部は明日に回すことにした。
とにかく寒くていやになったのも理由のひとつ。
途中の教会で内部を見学しに入るも、ワインで眠くなり、なんとうたたねする。。。
目をつぶって黙祷してると見せかけて。
しかも酔ってちょっとふらふらして、見学がおろそかになった。
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写真におさめた。

つづく