今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

同僚になりたい

第2部の食事会は、18時半から開始。
テーブルセッティングがかわいいけど、彼らにとっては何の気負いもない日常の一部なんだと伺える。
これもヒュゲリのため。
そして、ランプはルイス・ポールセン。あたりまえのようにそこにある、ここは幼稚園。

インド料理のケータリングで、カレーやタンドリーチキン。本格的な味でおいしかった。ワインとビールもある。
目の前にデンマーク人の大人がたくさん座ってて緊張するけど、光栄だなー。
先生達は、子供達や保護者の話をしたり、幼稚園の移動後の新しい名前について意見を言い合っていた。
一人の先生が日本について興味を持って色々聞いてくれた。日本語で名前を書くと『お絵描き』みたい!と言って驚かれる。デンマークに来て何度も説明した、漢字、平仮名、片仮名の使い分け。デンマーク語で言おうと思うとさらに難しい。
日本語でこれは何て言うの?と聞かれ、私に続いて日本語を発音する先生。当たり前だけど、全然出来てなくて可笑しい。言語ってちゃんと喋れると一人前に見えるのに、たどたどしいといきなり目下に思えてしまうのは私だけ?だからちゃんと言語を喋れるということは大事だと思うわけです。一人前として扱われるために。
もう一人の先生は、どうしてデンマークに来たの?これからどうするの?と聞いてくれて、私の答えの文法や発音の間違いを訂正してくれた。これってすごくありがたいこと。みんな面倒くさかったり気が引けるのか、なかなか訂正してくれないけど。先生達はさすが人を育てる仕事をしてるからか、そこは本当の意味で私のためになることをしてくれたと思う。最終的には、“お婿さん探してあげるわよ”というところに行き着いた。。。

デザートのアイスを食べながら、ムハンマドの風刺画について、教育の場でどう扱うかという議論をする先生たち。白熱していた。デンマーク人同士でももちろん意見が違うし、それを聞けるのが興味深かった。
あとは、来たるエイプリルフールに保護者向けに考えられた、政治的ブラックジョークが面白かった。日本にもエイプリルフールがあるというと、ものすごくびっくりされた。

とにかく、この場に混ぜてもらえたことが本当に嬉しくて、一瞬一瞬を記憶にとどめたいようなひとときだった。招待してくれてありがとうございましたというと、『私たちの一員なんだから、当たり前よ。』と言ってくれた。。。
いつもは子供達がいて、彼らを交えてコミュニケーションをするけど、今日は大人だけ。先生達もいつもとちょっと違った。ゆっくり話して少し距離が近くなったんじゃないかと感じる。
この人達と、スムーズにコミュニケーションが取れて、私がどんな人間か表現できるようになるのを夢見る。
あー、同僚になりたいな。
もちろん一緒に働くと、いろんなものが見えて、いいところばかりじゃないのはわかる。
それも覚悟の上で、ここの幼稚園で働きたいと思う。