今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

年長さんお泊り

小学校入学は夏休み以降だけど、4月から年長さんは小学校の校庭に通うことになるらしく、もうすぐお別れ。
先週の木曜日に、その年長さんが幼稚園にお泊りする行事があるということで、来ていいよと言ってもらう。
夕方まで4歳以下の子達と遊び、一旦帰る。
帰り際、『次いつ来るの』とある男の子が聞いてくれて、『火曜日に来るよ』と答えると、『火曜日ね!待ってるから!』と玄関まで送ってくれた。ドアのガラスからずっと見送ってくれて、振り返ってもまだいるから、なんじゃこの可愛さは!と地団駄踏みたくなった。うれしいなあ。

f:id:firesytten:20150316003346j:plain
f:id:firesytten:20150316003355j:plain
18時半に幼稚園に行くと、ミートソースパスタの夕食を食べ終えたところ。明日の朝用に、男の先生がパンを焼いている。
子供達はいつもよりかなりテンションが高めで走り回っている。
『ハイ、⚪︎⚪︎!』と名前を呼んで挨拶してくれたり、抱きついて来たり、ホントうれしいです。
1人の女の子が寄ってきて、抱っこしてきた。私のユニクロのウルトラライトダウンの手触りが好きらしく、話しながらめっちゃ触ってくる。この手触り、子供に人気。
いつもよりべったりしてくるから、お泊りがちょっと心細いのか。
『私の寝袋見る?』って言われてついていくと、お人形さんを持って来てた。すっごい長い名前で、2回聞いたけど覚えられず。。。
f:id:firesytten:20150316002811j:plain
みーんな思い思いのぬいぐるみを持参してるのが、すごくかわいい。それを持って来させる先生達もいいな。
デザートのアイスを食べるため、みんなまたテーブルにつく。チョコアイスと、イチゴアイス。どっちがいいか手を挙げる子供達のお皿に盛り付けていく。私が心の中で“餌付けタイム”と呼んでいるこのひとときは、親鳥になったようで幸せな気分。

それから、すでに真っ暗な中、各自持参した懐中電灯を持って園庭に飛び出す子供達。興奮MAXでライトを振り回して走り回る。
先生が『今日は良く眠れるだろうね』って言ったけど、ホントそうだ。
みんな集合して、2列になって夜のハイキングへ。
ものっすごく星がきれい!
昨日の夜は星空がきれいすぎて、1人で海岸で天体観測してた。流星も見れた。

森に入って、先生の指示でライト消す。星座の説明をしてくれたり、『シーッ!動物の鳴き声が聞こえるかも。』と森の幼稚園ならでは。
さっき抱きついて来た女の子が、『⚪︎⚪︎⚪︎(私の名前※この子の名前の呼び方がすごく可愛くて大好きー!)、私ね、怖いの。』って小さい声で言って、手を繋いで来た。。。
『大丈夫だよ、ここにいるからね』って言って一緒に歩く。星空の下、小さい手をひいて歩きながら、ものすごく愛おしい気持ちになって、泣きそうになった。そして、『あー!子育てしたい!』とちょっとずれたことを思った。小さい命を守りながら、一緒にきれいなものを見る、それはそれは素晴らしいことなんじゃないか。飛躍したけど、そういうことを感じたのはその小さい女の子のおかげ。
あと数回しか会えないな。
どういう風に大きくなるんだろう。
私のこと忘れちゃうんだろうな。ちょっとでも覚えてて欲しいな。

幼稚園の先生は、毎年これを繰り返してるんだ。

幼稚園に戻り、絵本読み聞かせ。
ソファの前に集まる子供達。
先生があめやグミの入った皿を持って、子供達が2個ずつ取って行く。
ラクリスが人気すぎておもしろい!

お話が終わって、この後は着替えて歯磨きをしてそして『必ずトイレに行くこと!出なくてもとりあえず行くこと。⚪︎⚪︎先生が全員行ったかトイレでチェックするからね!』って万国共通のやつ。
おもしろかったのが、みんなで一斉に部屋を出るんじゃなくて、先生が『女の子で、その子のお父さんはいつも迎えに来た時⚪︎⚪︎している、その子は行っていいよ。』と言って、該当する子が部屋を出て行くっていうやり方。確かに、洗面所とかが混雑しなくていい。何より盛り上がってた。
いっしょに泊まりたい気持ちもありつつ、幼稚園を後にする。

毎日、一個一個がすごくいい経験になっている。
幼稚園から部屋に戻る時は、いつもすがすがしいようなほっこりしたような感情で胸がいっぱい。