今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

海を渡った大福

一ヶ月以上前に日本から小包を送ってもらったけど、今朝時点で届いていなかった。
航空便には2種類あって、安い方のエコノミー航空便で送ってもらったので、2週間前後かかるということだった。
10日後位からそろそろかなあ、って楽しみにしてたけど、2週間経過し、3週間経過しても届かず。
(途中、予期せぬ先生からの小包が届くというサプライズが。
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手作りのアームウォーマー、こんな嬉しい贈り物って!宝物。。。)

4週間経過の先週末、母とさすがに遅いねという話になる。
『ライスケイクが検疫に引っかかったかな。。。』
そう。リクエストした豆塩大福3個もはいっている。が、3月7日に賞味期限が切れた。無念。

日本の郵便局に問い合わせ、日本からは出ているってことがわかったので、今朝、学校の事務の人に聞いてみた。
『え、それは遅いね。何か番号はわかる?番号がないと問い合わせ出来ないから。』ということだった。
しかし、母に聞くと日本の局内用の番号しかない。事務の人に、『書留じゃないから、番号ありませんでした。もし検疫でで開けられたら、そこでずーっと止まったままなんですか?』と落ち込んだ様子で聞くと、開けましたって書かれた物がが届くと思うけど、ということだった。
ネットで買った日記帳とピアスを入れてもらっていた。後悔。やっぱ書留じゃないとかー。

へこみつつ授業を受けていると、さっきの事務の人が教室までやって来て、『今届いたよ!』と小包を持って来てくれた!あきらめたすぐ後に届いた。喜びも倍増!
クラスメイトの祝福を受ける。
後で事務の人にお礼を言うと、『待ってられなかったから。』だって。普段テキパキしててたまに怖いと思ってたけど、いいひとだー。

検疫で開けられた様子もなく、ただ遅れただけみたい。
急いで開ける。急いで大福を開ける。
白い粉!…カビではなく大福の粉だった。
…食べてみた。
賞味期限9日過ぎてるけど、こんなに送料がかかった物をソッコー捨てるなんてできない。
風味は落ちていて、もちがグミみたいな食感だけど、あんこはおいしい。食品添加物なめんなよ。
母に報告すると、『下痢しないでね!世界を渡ったんだ、大福は。』
かっこいい風に言って来た…。

とにかく届いて良かった。ここ数週間の肩の荷が下りた感じ。
そう考えると、ホント悩み事とか嫌なことがないな。幸せなことだ。
どこをどう旅して来たんだろうか、大福は。