今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

ヨーロッパ旅行 21日目

早朝、仕事に行くイタリア人のラファエロとお別れをした。すごく優しいいい子だったので悲しかった。
8時なのにみんなまだ寝てる。
起きてきたメキシコの子にお礼を言って、部屋を出た。
彼女のお陰でアムステルダムナイトライフをエンジョイできた。

チェックアウトの時、フロントの人にこのホステルどうだった?って聞かれたけど、マリファナとなんかの臭いが混ざって臭いしトイレもシャワーも不潔、だなんて言えない。
頑張って褒めるところを探した結果出てきたのが、『部屋に人がたくさんいて話せたのは良かったです。』最早ホテルに関係ない。
あとは、トイレを男女別々にしては?と言ってみたけど、『前に試したけど、ほとんどの男性には効果なかった』そう。まあ、もうここに泊まることはないから、いいんですけどね。

最後なので運河沿いを散歩してみた。
曇り。ものすごい強風。髪の毛ぐっちゃぐちゃ。
そんな中でも、アムステルダムのみなさんは自転車。
アムステルという運河に沿って行くと美術館に行き着いたけど、まだオープンしていないので残念だけど諦めた。
あんなに見たのに、また絵が観たくなる不思議。

運河にボートハウスが浮かんでて、こういう最小限ぽい生活憧れるなー、と思う。
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アムステルダムの運河は臭くない。

たまたま通ったところに、これが。
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ここに生きてここに住んでた実際の人たち。
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確かに起こったことなんだ、とプレートを見て感じる。
強制労働収容所や博物館に行った時よりも、迫害されたユダヤ人の生活や存在が迫ってくるみたいで、悲しさがこみ上げてきた。

ずーっと運河沿いを歩く。その間ずーっと運河沿いの家を見て歩く。
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一軒一軒が独立しないで、全部が繋がっている。
建て直す時とか、どうするんだろう。
一つの家は間口が5mくらいで奥行きが10mくらい。
4階から5階建てで、その他に屋根裏がある。
1階部分は半地下の家が多いけど、みんな平気なのかな。
しかもコーナーの家以外、家の玄関側にしか窓がない。
だからか窓がデカい。とにかく多いし。玄関側はほぼ窓。

見ているうちにどんどん好きになって来て、住んでみたいなと思うまでになった。

美術館から1.5㎞位歩いて、人気らしいパンケーキ屋さんについた。
けど、今日まで予約営業らしくて普通の客は入れなかった。。。
お土産でもらえるっていうオリジナルの木靴、気になる。

アンネフランクハウスの前を通って、運河を渡ったヨルダーンと呼ばれる地区へ。
アムステルダムのローカルな雰囲気を味わえるって紹介されてたけど、それだからかこれといった見所もなかった気がする。ちゃんと見て確かめられたことに満足。

中心部に戻り"DILLE&KAMILLE"というオランダのナチュラル雑貨屋さんへ。
迷ってたどり着いた甲斐があった。
全て天然素材を使ってるらしい。
キッチン用品、ガーデニング用品から文房具まで揃っていて、しかも安い。
丈夫そうなエコバッグを大小購入。

お腹も空いたので、ホステルの近くの“地元っこに大人気のベーカリー”でお昼にしよう。
だけど、何回同じ通りを往復してもそれらしい店がない。
地図を確かめると、私が探していたのは同じ名前のコーヒーショップ(マリファナの店)だった。ばか。
ベーカリーの方は現在地からかなり遠い。
残念だけどあきらめて、じゃあランチはまた図書館のカフェへ。

この旅で何回か『おいしい!感動!明日も食べたい!』を実行に移したけど、初回の感動を上回ったことはない。そういうものだ。
だから出来るだけ色んなお店に挑戦したかったわけだけど、しょうがない。時間もないし、空腹限界。

本日はバナナヨーグルトスムージーと、また同じサラダ。
昨日おいしいと思ったものを多めにとって、この見た目。。。
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甘しょっぱい味付けのマッシュルームと、この大根のおいしさ。
家族にハガキを書きながらまったり。
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かわいい切手。国外でも1€。
今日は雨が降ってない分、景色も少し綺麗に見えた。

ホステルに荷物を取りに行って、電車に乗る。
3時間乗って、乗り換えてもう2時間弱でハンブルグに到着。

ハンブルグのホステルは、今回の旅で1番かも。
綺麗だし、部屋のスペースも広い。駅前だし。
部屋に行ってみると指定されたベットが上段だったから、もっかいフロントに行って『出来たら下段に変えて欲しい』と言うと、フロントは即『無理だと思う、予約がいっぱいだから。』
『でも今部屋に誰もいませんでしたよ』と食い下がると、初めて部屋番号を聞いてきて、じゃあ下段でいいよ、とのこと。フロント対応は△、と。
(8人部屋だったけど、実際に泊まったのは5人だった。)

ハンブルグには学校の友達がいて、そのドイツ人が街を案内してくれた。
彼はめちゃくちゃよく喋るし、英語が流暢だからちょっと緊張して行くと、すごい勢いでデンマーク語を話してきた。さすが。
私は3週間でデンマーク語がどっかいってしまっている。焦る。
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ハンブルグの地元料理とビールを味わって、街を散歩。
今日、ハンブルグもすごい強風で川の水位も上がって大変だったらしい。
それもあって金曜の割には人が少ない。
オーフスとハンブルグどっちが大きいの?と聞くと怒られた。圧倒的にハンブルグみたい。
オーフスの人口とハンブルグの人口を言われたけど、ピンと来ない。
外国人は本当によくこの表現の仕方を用いてくる。

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ライトアップされた市庁舎や、昨日オリンピック誘致のイベントがあったらしい有名な大きな池を通る。
ハンブルグは、街全体から清潔で整った印象を受けた。ドイツ人クオリティ。
アムステルダムブリュッセルを見たから余計感じる。

そしてメトロに乗って、“ヨーロッパ中から人が集まるよ”という繁華街へ。
さっき歩いたところと違って、人人。
クラブとパブばっかり、ネオンがすごい。風俗とかもすごいみたい。説明してくれた。

彼によるとビートルズが有名になったのは、ハンブルグからなんだって。知らなかった。
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パブでまたビール。もう飲めないー。
みんなノリノリの雰囲気で楽しかった。

気を抜いてハンブルグは何にも予習してなかったけど、段取り良くガイドしてくれた彼に感謝。
こうやっていろんな場所に友達がいるってすてきだ。
そして学校でお別れしてから、またこうやって会えたこともうれしかった。

友達と別れた後、地下鉄でアフリカ人に絡まれる。
酔っぱらってるだけで友好的だけど、日本なら完全無視してる。
外国だとどうしてか対応してしまう。

ホステルに帰って、清潔で無臭な部屋の、綺麗なベッドで眠れることに感謝。

かかった費用
カフェラテ:1.95€
ハガキと切手:4.7€
エコバッグと雑貨:6.5€
ランチ:9.7€
I amsterdam ライター:1.9€
ワッフルとおかし:1.5€
電車:39€
ホステル:13€
ビール:5€
切符:2.1€
パン:1.4€