今日が最後の日みたいに生きる、毎日、デンマークで。

デンマークでの学生生活の日々の記録。

最高の休日

学校を辞めちゃった先生が、お家に招待してくれた。
車で迎えに来てくれて、途中スーパーに寄って買い出し。

『キャンドルが6本必要なの。あなたが好きな色選んでくれる?』とか、かわいい指令を下してくれるところ、ほんとニクいわー!

先生のお家は、私が憧れてる街にあり、しかも立地もすごく良かった。

家の中、とってもおしゃれだった。理想すぎた。
かわいい小さい薪ストーブ。
おばあさんから譲り受けたっていう古いタンス。
白い建具。
無垢っぽいフローリング。
自分達で作ったっていうキッチン。
明るい寝室。

部屋中写真に撮りたかった。

先生が素敵に暮らしてる人だってなんとなくわかってたけど、想像以上。

一緒にケーキを作ろうと言ってくれて、なんと2種類のケーキとチョコクッキーを作るということ。
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おしゃれなキッチンは、先生が黒板塗料を塗ったらしい。
“なんということでしょう!”

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洋ナシとアーモンドのタルトの途中過程。
自分の手際の悪さが哀しかったけど、フルーツを切ったり、生地をこねたり。
作るのが上の空になるくらい、先生とたくさん喋った。
私を一人の大人として本音で話してくれてるのを感じて、すごく嬉しかった。
私のデンマーク語をわかってくれるから緊張しないで話せるし、わかんなかったらすぐ聞けるし、デンマーク語の勉強としても充実した時間だった。
文法が間違ってても、発音が違っててもわかってくれる懐の大きさ、あたたかな想像力は学校の先生ならでは。

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日が落ちてきたころやっと完成。
生クリームたっぷり、ラズベリージャムが挟んであるデンマークの典型的なケーキとココアも。

イケメンのだんなさんが出してくれたナプキンも、ターコイズブルーでおしゃれ。

先生曰く、タルトは焼きが足りなく、クッキーは固かったらしい。
十分おいしかったけど。
助手が私だったのが申し訳なかった。

先生のプライベートの話を聞いたり、文法の質問に答えてもらったり、なんか夢の様な時間だった。
『あれ、私、デンマークの家庭にお邪魔して、この素敵な人たちとデンマーク語でしゃべってるな、ここどこ?』という感覚におちいった。

大好きな先生だけど、女性として、人間としても本当に大好きだ!
友達か子供になりたいよー!

お土産で持っていったTOCCAクレオパトラの洗剤を喜んでくれて、匂いをかいで小さくジャンプしててかわいかった。

帰ってきてお礼のメールに『いい夢見れそうです』って書いたら、
『一晩中、夢の中でケーキが上手く焼けるといいね』って返事をくれた。

ケーキもクッキーもたくさんお土産にもらってしあわせだけど、太るだろうな。。。